2013年9月10日火曜日

しぶたねさんの10周年イベントに参加させていただきました

一昨日、関西で長年きょうだい支援に取り組まれていらっしゃる「しぶたね」さんの見学にお邪魔してきました!
しぶたねさんは、10年もの間きょうだい支援に取り組まれていらっしゃる、きょうだいレンジャーの大先輩です!!(私たちはまだ1年ちょっと)
大阪に行く前から、「どんなお話ができるだろう?」「あんなことは、こんなことはどうしているんだろう??」と高鳴る鼓動を必死に抑え、ちょっと大阪らしい場所も観光しながら向かいました。

会場に入ると暖かく迎えていただき、イベントに参加させていただきながら、きょうだい支援の現状や課題についてじっくりお話することができました。

まず驚いたのが、スタッフの多くがボランティアで運営されているということ、そしてみなさん長年にわたって継続してやっていらっしゃるということでした。
私たちは一病院としての活動で様々な職種で活動していますが、医療者のみで運営しています。これからの支援体制を考えた際に、ボランティアさんの存在は大きなパワーをくれるに違いないと思いました。

シブレッドさんはじめみなさんの遊びの提供もすごく魅力的で盛り上がり、勉強させていただきました。
また、遊びの内容では、ごぼうの袋を使った遊びや紙のビーズなど、子どもたちに安全でいて楽しい遊びがたくさんありました。私たちのきょうだいの会でも取り入れさせていただきたいと思いました。

当院では、きょうだいはイベントなど特別なときには医師の診察や体調チェックシートを用いたチェックのもとで病棟内に入ることができますが、きょうだいが病棟に入ることに対する抵抗が強く中に入れないといった病院もありました。そんななかでも、イベントを通して病棟内の生活が垣間見えるようクイズをするといった工夫をされていました。さまざまな病院・支援グループがそれぞれの抱える課題のなかでも、同じ気持ちをもっていらっしゃることを強く感じました。

また、より広い視点で退院後のきょうだいのフォロー体制への不安や課題を抱いていること、やはり子ども、親、きょうだいそれぞれのバランスをみるといった、「家族」を支えていくという視点が必要だといったお話にもなりました。私たちが実感していることと全く同じだったので、やっていること、やろうとしていることはおそらく間違っていない、とちょっぴりうれしくなりました。


しぶたねのみなさん、本当にありがとうございました。また、きょうだい支援の会の有馬さん、ワハハネットワークの吉田さんも、お話の機会をいただきありがとうございました。これからもいろんなつながりを大切に、きょうだい支援の輪を少しずつ広めていけたらと思います。

これからも、きょうだい支援の芽がちょっとずつ生えて、全国のきょうだいに届きますように。


きょうだいレンジャー、今日もゆく…







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