2014年10月22日水曜日

いまのままで・・・


秋も深まり、なんだか肌寒くなってきました。
きょうだいの「居間」は、すっかり いつものロビーとなり、やけに広く感じます。ぽつん、ぽつんと大人の姿。 静かです。穏やかです。時間の流れが少し、ゆったりです・・・


なぁーーーんてねっ!!
それは平日のお話で、土日はいつものドタバタが スタート ヽ(^o^)丿  ぎゃははは〜
だれかしら、居ます。


「ガチャガチャした?」「カード(ポイント)押してもらっているの?」で、一通り終わると、すかさず

㋖「ねぇ、暇なんだけどぉーーー、〇〇(←きょうだい仲間)っていつ来るの?」

「うーん、分からないなぁ。でも そろそろって聞いているよ」

「そっか。じゃ、なんか持ってきて!」

私、パシられてます。


入院中の子が「これ持って行ってあげて」と、ロビーにいる自分のきょうだいへ、差し入れです。
プレイルームのオモチャから選びました「おやじギャグカルタ」。

「はぁ?何コレ??つまんねぇよ…」と言っていたきょうだいさん。
でも、次に見たときは、こんな感じ。しかもガハガハ、大笑い (^^)

さらに しばらくして様子を見に行くと、お手紙をもらいました。
中を開けたら…ははぁん。漫画を持って来いとのことですね。

お待たせいたしましたぁ〜、ご指定の漫画でございまぁす♪
お帰りの際は、お片付け、ご返却、よろしくお願いいたします。
 

こんな風に、やりとりしながら、過ごしてもらっています。
夏休みほどの盛り上がりはないけれど、病棟とロビーとのやりとりが、台所と居間くらいの距離でありますように。「居間感」は、そのまま残していければいいなぁ・・・そう心に誓う、レンジャーなのでした。


きょうだいレンジャー、今日もゆく・・・





2014年9月24日水曜日

友パック ♥

続 ・ いただきものシリーズ



ピンポーン!!

「はい、小児病棟です」

ゆうパックでーす… あー、きょうだい… レンジャーさま? は、こちらでよろしいですか?」

「え? あ、はいっ!! 今うかがいますね ♪」

そんな風に言われちゃったら、ナースコールと同じ勢いで、受け取りに行きます(*’▿’*)♥
「え〜、受け取りのサインは、なんて書けばいいのかなぁ〜♫ 」なんて考えながら・・・


ホントだ!「きょうだいレンジャーさま」って書いてあるぅ〜  (^^♪
嬉しくなると、ゆうパックのオジサマもイケメンにみえてくるから 不思議 (笑)
これはもう、「友パック」です。


送り主は、あるレンジャー(仮の姿は保育士さん)のお知り合いの方でした。
ついクセで、軽く振ってしまいました。すると なにやら カラカラ音がします。なんだろう??
そーっと、開けてみますと・・・


わぁ〜!! 小さなカワイイが、い〜っぱい出てきました ヽ(^o^)丿ひゃっはぁ〜
 
 
ちいさな贈り物がたくさん!きょうだい支援に使って欲しいと、お手紙までつけてくださいました。
これ全て、おひとりの方からの贈り物です。小さなオモチャや文具品を 少しずつ少しずつ集めて、送ってくださったのだと思います。 その想いが本当にありがたくて、ありがたくて・・・感激です。
一方で、責任も感じています。支援してくださるかたの想いを、きちんと きょうだい支援へつなげなければいけません。当たり前のことですが、しっかり頑張ります。
 
 
まずは とりあえず、応援 ありがとうございました。
 
 
 
 
きょうだいレンジャー、きょうもゆく・・・
 

2014年9月20日土曜日

おとなのちから

 

ある日、レンジャー宛にお手紙が届きました。
中を開けると…楽しいお知らせ!!
 
秋ですね〜、やきいも&BBQ!カワイイお知らせにワクワクします。

お知らせは、きょうだい支援の大先輩 「こどものちから」さんからでした。
「こどものちから」さんは、築地にある国立がん研究センターで、子どもと家族の支援に取り組んでいるNPO法人です。きょうだいや子供と遊んだり、家族同士の交流をお手伝いされたり、イベント開催など、精力的に支援活動をされています。 (^^) ステキ

聖路加へは ご近所ということもあり、以前から お手伝いに来てくださっていました。プレイルームでのお話会や、イベントのお手伝い、きょうだいイベントに飛び入り参加!!なんてことも。ですから、私たちレンジャーの中では、勝手に「カクレンジャー」に任命!しているのです。うしし。

そんな、こどものちからさんからの お手紙。
会おうと思えば会える距離の方からいただくと 「え?なに なに?」 ちょっとドキドキしちゃいます。


むむっ!?まだ、なにかありそう・・・

中からは、これまた可愛らしいカンカン?

わぁ〜!! 女子です女子!!!


見て見て!本当にカワイイ (^^♪  これ、絶対、マネっこしたいです。
きょうだいイベントで、作ってみたいなぁ・・・
  
パソコン、メールが主流な時代だからこそ、手書きのお手紙が沁みます。
ぽかぽか、じんわり 温か〜いメッセージ ♨  本当にありがたい (*´∇`*) ♥

 
フツーの日に届いた、心温まるお手紙。
読み終えるころには、元気モリモリ!パワーアップです。
こどものちからさんは、私たちおとなを支え、頑張る気持ちを引き出す、おとなのちからでもありました。

よしっ、頑張る!!




きょうだいレンジャー、きょうもゆく・・・

棚から・・・!?

 

実はわたくし


きょうだいレンジャーの仮の姿、それは医師、看護師、保育士、チャイルド・ライフ・スペシャリストといった、いろいろな職種のスタッフです。もちろん、男子、女子の入り混じるチーム。ちなみに私は女子です。見た目はともかく、一応、女子です。

バタバタとした毎日を送る中、唯一、私が「女子」を感じる日があります。
それは、ペディキュアなのですよ♥ 仕事柄、手を飾ることはできないので足だけ。夏でも冬でも 爪先だけ女子力の高い私です (´▿`)あは


「棚からぼた餅」? いえいえ、時代は「棚からキラキラ」です☆


そんな「女子の日」のこと、気の合うネイリストさんとオシャベリを楽しんでおりました。その時、巷で話題の(!?) きょうだいレンジャーについて、少し触れたのです。
もともとボランティア精神旺盛な彼女。突然 手を止めて、一点を見つめながら考えていました。すると、なにか思いついたように奥へ消え、戻ってくるなり
「こういうのって使えますか?」
と、袋を渡してくれます。中から出てきたのは…



何キャラ? でも、ギュってしたくなる癒し系。
超・気持ちイイ触りごこちなんです。勝手に命名「モフモフ君」。 



モフモフ君 が手にしていたのは!? 女子力高すぎ☆
いつも控え目で遠慮がちな、思春期きょうだいさんにピッタリかも♥


 
 「えぇーーー、そ、そんなぁ、いいんですかぁ?」
と言いつつ、もう手が出ている私。オーナーの気が変わらないうちに、サッサと頂戴してしまいました。
棚からバラバラ、キラキラ☆ ぬいぐるみまで、私のもとへ降ってきましたぁ ヽ(^o^)丿
ネイルサロン リアンさま、きょうだい支援のためのご提供、本当にありがとうございました。


きょうだいレンジャーに力を貸してくださる人は、たくさんいます。
無償でシールを作ってくださった、シール直送便さま。ガチャの景品をくださった、望月クリニックさま。そして「きれい」「かわいい」を提供してくださった、リアンさま。
みなさん、きょうだいたちの状況に興味を持ち、活動に少なからず共鳴していただけたのだと思います。

 
みなさまからの想いを、きょうだいたちの笑顔につなげられるように、私たちレンジャーはさらに頑張らなくては p(^^)q
と、美しい足先と、元気をもらったレンジャーなのでした。





いやぁ…申し訳ない。 レンジャーらしい、武骨な足です。
でも爪だけはキレイ (ちなみにこれは、6月Var. )。ささやかな女心♥ です(笑)






きょうだいレンジャー、リアンへもゆく・・・

2014年8月25日月曜日

きょうだい写真郵便局

私たち、時々「変身」します。
そう、「きょうだいレンジャー」に。そして「postman」に !?

私たちが運ぶもの。それは、きょうだいの写真郵便です。
 

ピンクのそれは、玉手箱みたい。

ご安心ください。おじいさんにはなりません。
開けてビックリ、写真郵便セットです (^^♪

ちゃんと書いてありますよ。「きょうだいよう」です♥



 さて、どのように使うのでしょう?? それでは紙芝居風に、はじまり、はじまりぃ・・・
 

入院している子がいます。
おうちから離れて、お泊りに治療に、本当によく頑張っています。

きょうだいが遊びにきたみたいだね。
お部屋で お見舞いはできないから、写真でお手紙、作りましょう。
 
こんにちは。きょうだいレンジャー改め、きょうだい郵便屋さんです。
写真のお手紙、届いていますよ。
 
ぜひ、お返事の写真を作りませんか?  はい、チーズです・・・パチリ☆
 
さっそく お返事が来ましたよ! 嬉しいね。

余白にメッセージを書いて…写真でお見舞いです。


写真郵便には、いろいろな表情が。
照れていたり、かしこまったり。でも、みんな笑顔です。そして、写真を届けた時は、もっと笑顔。安心や、嬉しさ、恥ずかしさ、懐かしさが混ざった、ロビーで見るそれとは違う、特別な 特別な 笑顔です。

「近くて 遠いロビー」から「近くて 近いロビー」に、なれるといいな。

そんな笑顔を見て、心に誓うレンジャーなのでした。



きょうだいレンジャー、きょうもゆく・・・




 
 


2014年8月24日日曜日

第11回 小児がん看護研修会へ参加してきました



ほんの少〜し、暑さが和らいだ 23日。
日本小児がん看護学会が主催する、小児がん看護研修会へ参加してきました!

会場は国立成育医療センターでした。大きいなぁ。きれいだなぁ。
病院の中も、子どもがワクワクするような雰囲気でした。ステキ!!


今回のテーマは
「小児がん患者の家族へのケアを考える〜日頃の家族とのかかわりを振り返ってみよう〜」
というものでした。

プログラムは午前、午後に分かれており、午前中が講義形式。午後はグループワークとなっておりました。午後のグループワークは、大きく3グループに分かれます。その内訳は、父親、母親、そして我らが きょうだい♪ (*'▿'*)ワクワク♥ なのでした。


見にくい…ですよね。 でも、ここで注目!
下半分は午後のグループ分けなのですが、なんと、きょうだいグループは3つもある!!
きょうだい①、きょうだい②、そしてきょうだいドナーでした。 テンション、あがりまくり ↗↗↗


資料がいっぱい。ほぼ、午前中の講義資料です。
本当に本当に勉強になる…あっという間の2時間半です。 

午後のグループワークでは、活発な意見交換がされました。
まずは、各病院でのきょうだいの様子。たくさんのスタッフが気になりつつも、支援方法を悩んでいること。悩みながらも動き始めていること…。みんな「う〜ん」とうなったり、大きく頷いたりしておりました。ひとりのNsが「10年前から状況はそう変わらないわね…」とおっしゃられたのが印象的でした。
次に質問と意見。きょうだいへの病気の説明をどうしているか。まったく会えない(病院へ来ない)きょうだいへ、どう入っていけばよいか?会えないならば、直接ではなく、間接的な支援策はどうか?思春期のきょうだいへはどうするべきか?
最後に、実際に始めた支援の実際と今後の方向性などを話しました。アイデアを出し合いながら、どうすれば、きょうだいへの支援が充実するのか。きょうだいの最善は何かを考えます。もちろん、レンジャーの取り組みも、少し紹介させていただきました。

ディスカッションを通し、10年前と今とで、きょうだいの状況が大きくは変わらないものの、きょうだいをケアの対象者として広く認識されていること、細々と支援は始まっていることを実感しました。

最後に各グループからまとめの発表をし、情報共有&質疑応答を経て、研修会は終了となりました。午後も夢中に話し、あっという間の2時間半でした。
★まとめの発表では錚々たるメンバーの中、なぜか私が発表者に!ひゃ〜!! 穴という穴から、いやな汗が出ますぅ (・・;)


いろいろな施設で始まっているきょうだい支援。
まだまだ小さな灯ですが、その光を絶やさないように 「細く、長く」 ですね。
よしっ、頑張る p(^^)q




きょうだいレンジャー、きょうもゆく・・・

2014年8月21日木曜日

MISSION IMPOSSIBLE


・・・ヒマです  ホケー (゜□ ゜).。o○

やはりロビーはヒマな場所です。
毎回「きょうだいロビー」が、「きょうだいサロン」になることはありません。
特に一人だと、持て余す時間をどうすることもできず…ただただ、じーーーっと待っています。
そんな子どもの10分は、1時間以上に感じるものでしょう。

時々、ロビーをのぞきに行くと、ガタッ★ という自動ドアの音と同時に、クルッ♥ と振り向くきょうだいさんの顔。 「やっと知っている顔が通ったよ〜」 と言わんばかりに、表情が緩みます。
でも、またつまらなそう。 ガチャガチャはとっくに終わってしまい、どうしてあげることもできない日だって、もちろんあります。

「どうしよう…」

できることは限られている。けれど、なんとかしなきゃです。だって、レンジャーと名乗ってしまったからには、やっぱり、ねぇ。


というわけで、自動ドアが開いたらクルッと振り返り、こちらをチェック★ を、活かし。
秘密の暗号を解き明かし、謎の人物を当てる。名付けて 


               無理矢理!? MISSION IMPOSSIBLE GAME  ドンドン、パフパフ〜♪ 



細かすぎて、見えない!! もしも、もしも参考にされたい方
いらっしゃいましたら、ご連絡お待ちしております ヽ(^o^)丿

 
ってまぁ、普通に言えば、人物あてゲームです (*’▿’*)あは♥
レンジャーのひとりがササッと作ってくれました。 仮の姿はチャイルド・ライフ・スペシャリストさんです。うーむ…さすが。
多少はスタッフの顔を知っている きょうだいさんたち。思った以上に興味を示してもらえました。
そして、こちら。その名の通り けっこうな難易度で、みんな真剣に考える、考える…夏バテした脳みそも活性化すること間違いなし!かも。


まだまだ、足りないところは たくさんあるけれど、
Think globally act locally
できることから、コツコツ、コツコツ。 頑張ります。



きょうだいレンジャー、きょうもゆく・・・




2014年8月20日水曜日

ロビー? サロン?? 居間でしょ!! 


夏休みのロビーは、きょうだいさんで いっぱい♪    何故かテレるわぁ〜 (*´▿`*) うふ
もちろん、いっぱいじゃない日もありますが、いっぱいな日も、いっぱいなんです♥
ひとりだと、ちょっと尻込みするインターホンも、ふたり、さんにん集まれば・・・

ピンポーン★   
…ナンだよ、押すなよぉ〜 ガハハ…

こんなイメージ(笑)。愉快な怪獣たちが、インターホンを鳴らします。

「あ! あのぉ、 UNO貸してくださぁ〜い 」 
…ひゃははは…ははは


のような感じで、気楽にインターホンを押してくれます。
彼らの明るさに、こちらも思わず笑ってしまい

「わかった、わかった。待っててね。」

と、いそいそ ロビーへ向かいます。
★ちなみに、病棟の漫画やゲーム、オモチャ等、希望があれば、きょうだいさんへ貸し出しています。皆、ちゃんと片づけて返してくれますよ★


ロビーへ行くと、私を見るなり 「おう!」 と手を挙げ、男子っぽいご挨拶。
そうかと思えば、向かいの席にいた女子が、手に持っているゲームの画面を見ながら手招きし
 「ねーねー、見て!この子かわいくない?ほら。」
と、そのゲームで育てているらしい わんこを愛でろと言います。
気付けば、私の前にはトランプが配られており、一戦 交えることになっているし。
「あぁ、仕事。 でも、うーん。 しょうがないなぁ。 じゃ、10分だけね〜」
で、大富豪のはじまり、はじまりぃ…


大富豪…あれ? どんなルールだったっけ?? に、右から左から
「だぁーかぁーらぁ、これと、これが強くてぇ、そんでこれがさ 」と、熱血指導なり (^_^;)


結局、楽しくトランプ。そしてボロボロにやられてしまいました。そりゃそうだ。彼らは百戦錬磨。こちらのカードなんて、お見通しなんです。 カジノでボロ負けしたら、こんな気分なのかな?? 
わたくし、ガックリ肩を落とし、仕事へ戻りました。


ロビーでは、皆、自由に過ごしてくれています。
すすまない宿題はテーブルに広げ、まずはガチャガチャとポイント。そして、ゲームに漫画。
仲間が来たら、待っていましたと言わんばかりに、トランプ、UNO、オモチャ、オシャベリに おやつ。だいぶ盛り上がってくれます。
私たちは、ロビーと少しのオモチャしか提供できませんが、彼らはちゃんと自分の居場所にしてくれつつあります。長い夏休み。毎日のように通う中で「ロビー」は「居間」になってきました(笑)
本当は「salon de sib」みたいに、ちょっとおもてなし感のある、気取った雰囲気を目指していたのですが…あれは「居間」ですね。
でも それで、いいのです。


残り少なくなってきた夏休み。
後半戦は、広げたままの宿題に手が付けられることを祈りつつ。



毎日毎日。持ってきては、持って帰っているような…気のせいかな?


きょうだいレンジャー、きょうもゆく…居間へ。


 

2014年7月18日金曜日

満員御礼! きょうだいイベント!!


 6月の終わり、久しぶりに「きょうだいイベント」を開催しました!


今回、参加してくれた きょうだいさんは、過去最高の12名。 パチパチパチ☆
朝、いつものように、きょうだいの指定席「ロビー」に集まります。医師の診察を済ませ、参加シールを貼ります。
ちなみに参加シールは、シール直送便さまからいただいたキャラクターシールです。シール直送便様、本当に ありがとうございます

 

 

いざ、外来へ〜


外来では、他己紹介から始まって、おなじみのお医者さん、患者さん体験。
以前に参加してくれた子も、初めての子も、楽しんでくれました。


こどもならではの発想…何が聞こえるのかな
 

一方で裏方の私たちは時計をチラチラ。なぜなら…今回はMRI見学ツアーもあるからです!!
約束の時間に合わせ、放射線科へ移動します。



それから、MRIへ〜


放射線科では、ツアー担当の技師さんが待っていてくれました。
この日、放射線科は通常業務。数少ないMRIの枠ですが、きょうだいさんのために空けてくれました。しかも、非番のスタッフまで出てきてくれて…もちろん、ボランティアです。同じ病院スタッフとして、ありがたいやら、申し訳ないやら。私、若干の心苦しさを感じておりますと、ある きょうだいさんが開口一番…

「わぁ〜、きれいなお姉さん。」

皆さん、これ、計算じゃないです!私たち 一切、仕込んでいません!!
完璧すぎる ご挨拶で、スタッフのハートをわしづかみ。場の空気は一変し、すっかり和やかなものとなりました。(*´∇`*)〜♥
〇〇ちゃん、素直な感想ありがとう。おかげで、私の心苦しさなんぞ、吹き飛ばされてしまいましたよ ♪

MRIでは、金属体験にワクワクしたり、MRIの音にビックリしたり、検査台に乗せてもらえたりと、ツアーを満喫したきょうだいさん。貴重な機会を与えてくださった放射線科のスタッフに、心から感謝 感謝です。
こうした企画を、どの部署も快く受け入れてもらえ、協力してもらえます。手前味噌になりますが、いい病院だなぁ…なんて




実物の機械を前に、興味津々・・・
患者にならなければ、そうそう お目にかかれるモノではありません。
大きな音を体験 「う、うるさ〜い!」 




それから、それから病棟へ〜  それから??


病棟では、きょうだいさんの到着を まだかまだかと待っていました。
家族で病院食試食、工作あそび、病棟内ツアーをして、最後におみやげをもらい、イベントも終了。
久しぶりの長時間イベントでしたが、きょうだいさんは皆、それなりに満足してもらえたようでした。
無事、お見送りを済ませ、アンケートに目を通し、心地よい疲れを感じつつロビーへ出ると…


あっという間に、UNO 大会!! 私たちが入るスペースは…見る限り、ナシですね



心地よい疲れ? 疲れってなに??
そんなもの、あるもんですか!!
これを見ちゃったら、もう…また頑張っちゃいますからぁ \(^o^)/
ロビーって、最高!!



きょうだいレンジャー、いつでも ゆく・・・




2014年5月29日木曜日

頑張ったあなたを表彰します

 

 心の底から、おめでとう!


「この仕事に就いて本当に良かった」
そう思うことは 数限りなくあるのですが、退院の日はまた特別で、得難い感動があります。
先日も、そこに立ち会うことが出来ました。
嬉しくもあり、さみしくもある。でもやっぱり嬉しい、退院の日。
感慨深い気持ちで、朝から ついついその子ばかり見てしまいます。

いよいよ帰宅の時、晴れ晴れとした表情で、同室の子どもやスタッフを前に挨拶します。
とても立派に、その子なりの感謝の言葉を述べてくれました。皆から盛大に拍手をもらい、外泊の時とは比べ物にならないくらいの たくさんの荷物を抱え、出口へ向かいます。

「おめでとう!」
「今度は外来でね〜♪」

手がちぎれんばかりに大きく振りながら、茶目っ気たっぷりに「(ここへは)もう来ませーん!!」
はい。こちらも、同じ思いです。

そして何度も何度も、深々と頭を下げるご両親。
どれだけ寝れない夜を過ごしただろう。どれだけ代わってやりたいと思っただろう。のどの奥に、たくさんの小石を詰まらせたまま、毎日毎日 休みなくお見舞いして、帰って洗濯して、食事作って、掃除して、寝て、また朝が来て。人によっては、そこに仕事が入って・・・。
本当に、いつも思います。頭が下がるのは、こちらのほうです。 

さて、頭が下がるのは、もちろん我らが きょうだいさんも同じこと。
突然、自分の家族に何かが起きて、よくわからないけれど、お留守番が増えたり預けられたり。病院へ来ても、お見舞いできずに過ごしたり。そのおうちによって、きょうだいへの対応は さまざまですが、大変であることは間違いないでしょう。
だからやっぱり、退院の時は 同じようにお祝いしたいのです。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                 
 
本当に頑張りました!!


ささやかだけれど、頑張ったあなたを表彰します。
心の底から、おめでとうございます。



きょうだいレンジャー、きょうもゆく・・・

2014年5月21日水曜日

静止画像の向こうから・・・


ピンポーン♪

ほぼ毎日、17時過ぎに訪ねてきてくれる女の子がいます。
インターホンのカメラには映らない、小さな女の子。静止画像の向こうから、声だけが聞こえます。


うまく撮れない!! とりあえず、こんな感じです。
動かない画ですが、声だけ聞こえるのです (^-^)
 
 
「あのぉ、えっと、あの・・・〇〇なんですけど、あ、あのぉ、レンジャーの人にサイン・・・あ、書いてほしいです」 
インターホンに向かって一生懸命 しゃべってくれます。カワイスギル  (*’∇’*)〜♥

ほぼ毎日ですから、あっという間に24ポイント。カード1枚目終了です。
数日前から「あと2ポイントだね」「あと1ポイント!」と指折り数えていました。そして、めでたく24ポイントがたまりました。



・24ポイント!!
もちろん、ガチャガチャ★しました
ボロボロのカード。額に入れて飾りたいくらい♥
〇〇ちゃん、本当にありがとう。

 
スペシャルプレゼントの・・・バケツ!?



ジャーン♪ 選ぶのも楽しい、スペシャルなスペシャルなプレゼントです★

 
バケツに頭を突っ込み、悩みに悩んで、好みのプレゼントを自分で選びました (^^)b
ちなみに こちらのプレゼント、病棟スタッフや慈善団体からの現物寄付をコツコツためたものです。
(写真用に、つい見栄えがいいものを上に置いていますが…某有名ハンバーガーチェーン店「幸せセット」のオモチャなど、ささやかな内容となっております〜(´∇`;)
スタッフ皆、〇〇ちゃんが喜んでくれたと聞いたら、感涙ものでしょう。

帰り際、私を見上げながら、体をクネクネ。
「ねぇねぇ、新しいカード、またもらえる?」
はい、もちろん。喜んで差し上げますよ。
「やったぁ! またポイントためられる!! 私ね、これ(ガチャガチャ)始まる前、いつも待っているのつまらなかったんだけどね、これ始まってからは楽しいんだぁ〜」

ほ、ほ、惚れてまうやろーーー♥♥♥

病院へ来て、ただただ待つだけのロビーから、1ポイントと1ガチャガチャ。
景品につられているだけ? と言われれば、それまでですが、こうして関わり続けることで 「あなたも仲間だよ」「気にかけているよ」のメッセージが伝わってくれたなら・・・嬉しいですね。


きょうだいレンジャー、きょうもゆく・・・

2014年5月15日木曜日

イベントの裏側で・・・レンジャーは見た!!

新緑のころ、いい季節ですね。
病棟では恒例のBBQが開催されました。BBQは、きょうだいが一緒に参加できる病棟イベントのひとつ。朝からテンション、あがります (^^♪



ロビーにて、レンジャーは見た!!


きょうだいさんは、まずロビーに集合します。イベント前の診察が必要だからです。
私、診察をするDrレンジャーとロビーで皆を待っておりますと・・・チーン☆ エレベーターが到着!

「あ、いたぁ〜♪」
「あら 〇〇ちゃん、来てくれてありがとう。きょうだいレンジャーです」
 って、あれ? 私を通り越した視線は、以前に会ったことのある きょうだい仲間へ。
「あ、おう!」
「あの子ね、知ってるよ。ふふふぅ。ねぇねぇ、あのさ・・・」

ぽかんとする私。
レンジャーの存在を全く無視した、ロビーで交わされる会話に声も出ません。
そう、嬉しすぎて!! 感動して、もうキュンキュンしちゃいます (*´ ∇ `*)〜♥♥
きょうだい同士が その再会を喜び合う姿や、当たり前のように、ロビーにきょうだいの居場所があることを実感し、胸がいっぱいになりました。

その後も、柱の陰からウムウムと、きょうだいを見守るだけのレンジャーなのでした。

わたくし、思わず涙…(イメージ画像)

残念な時もあります。でも、何とかします。


イベントは楽しみなものですが、おうちの都合や体調などで、参加できないこともあります。でも、病院を目の前にして参加できないとしたら・・・その無念たるや、想像以上でしょう。
今回、そんな残念なことがありました。あるきょうだいさんの風邪が治りきっていなかったのです。
お熱はなく、症状も落ち着いてきた頃でした。ご両親も迷われていたのだと思います。迷って、迷って・・・病院に連れてきた途端、機嫌が悪くなってしまいました。診察後、ご両親とも相談し、帰宅することになりました(涙)
一方、本人はそう簡単に切り替えられません。病棟の扉の前で、座りこんでしまいました。
何を言っても、納得できません(イメージ画像)

「行きたかったよね」「お庭でちょっとだけ遊ぼうか?」などなど声をかけるも、 うなだれて首を振るばかり。あれこれ提案し「じゃあ・・・ガチャガチャしようか?」と尋ねると「あ、うん!!」
あぁ、よかった♥
ガチャガチャを持参する頃には、笑顔で待っていてくれました。お土産をひとつもらって「ばいばい、またね」ができました。
〇〇ちゃん、今日は来てくれてありがとう。今度いっぱい、遊ぼうね。

またきてねぇ〜、待っているわよぉ〜(心の声。イメージです)
 

ロビーで繰り広げられる、きょうだい模様。
柱の陰で見守りながら、彼らにとって、少しでも「いい場所」になれるよう、これからも頑張ります。


きょうだいレンジャー、きょうもゆく…

 

 

2014年4月23日水曜日

ついに発表! 8ポイントプレゼントの正体とは!!!

聖路加にぃ〜、8ポイント目の子がぁ〜、キターーー!!!



短いようで、長い、春休み。
病院のロビーでは、時折「ガチャガチャ☆」という音が聞こえています ヽ(^o^)丿

おかげさまで、きょうだいガチャガチャは、まずまずの反応。
ピンポーン♪ とインターホンが鳴ると、かわいい声で
「あ、あの…ポイントが欲しいんですけど」
「きょうだいレンジャーいますか?」
「ガチャガチャお願いします」 
などなど。そりゃ、もう…喜んでおうかがいします (^^♪

「あと〇個で8ポイントだぁ〜」
「ねぇ、8ポイント目って何?何がもらえるの??」
と、その期待が高まる中、ついに第一号のきょうだいさんがやってきました。
拍手されながら、もらったものは薄〜い封筒…あれ?ハードル高すぎて、拍子抜けでしょうか?いえいえ、そうでもないですよ。その正体はこちら「招待券」です。


スペシャルチケット(招待券)です♥
カードやチケットなど、いつもサッと作ってくれるレンジャー。本当にステキ!
仮の姿は…保育士さんです。

病棟スタッフと調整し、スペシャルチケットの内容を考えました。
スペシャルチケットは、病棟の一室を貸し切り、家族で過ごす時間をプレゼントするものです。春休みを利用し、これまで2人のきょうだいさんがチケットをゲットしました。
「早く、使いたいよ〜♪」
病院とおうちの調整は必要になりますが、はい、もちろん!チケットご利用、お待ちしております。

さて、スペシャルプレセントは8の倍数。16ポイント、24ポイントでもあります。次はいったい何がもらえるのか…お楽しみに。


きょうだいレンジャー、きょうもゆく…

2014年4月20日日曜日

きょうだい支援実践報告会&講演会へ行ってきました!


 420日(日)は、春とは思えない肌寒い一日でした。でも、レンジャーの心はポカポカ。なぜかって? うしし…それは、大阪・天満橋で行われた「きょうだい支援実践報告会&報告会」へ 参加してきたからで〜す♪
迷子になりながら…目指すは天満橋

 これは、タケダ・ウエルビーイング・プログラムの助成で、きょうだい支援を広める会が主催されました。
 参加された皆さんは、それぞれの団体、病院、地域等で、きょうだい支援をされている方々。私たち新参者レンジャーからすれば、アイドルのコンサートに行くようなものです。地に足つかず、1㎝ほど浮き上がりながら、ふわふわ ワクワク❤ 参加してまいりました。
 もちろん、私たち きょうだいレンジャーも、活動報告させていただきました (*^_^*)
 

報告会でいただいた貴重な資料
 報告会の最後は、グループに分かれてのディスカッションでした。私のグループでは、どうやって支援する側の人を増やしていくか、人材(レンジャー)確保について話し合いました。
 活動の場所も立場も違うけれど、同じ志を持つものが頭を突き合わせ「あーだ、こーだ」と話し合います。それはもう…楽しいやら、勉強になるやら。あっという間に時間が過ぎてしまいました。
 無情にも帰宅の時間となったわけですが、すっかり熱くなってしまった私。寝る気マンマンだった新幹線でも興奮冷めやらず…ギラギラと鼻息荒く、座っていたのでした (^_^;)
 
 
「きょうだいのために」「こどものために」という熱い思いで頑張っているたくさんの
先輩レンジャーに、元気とパワーをもらった1日でした。


きょうだいレンジャー、大阪へもゆく・・・